旭川空港ビル(本社・東神楽)は、国際線ターミナルビル新設に関わる基本・実施設計の委託先を5月上旬に決める。工事の完成は2018年度を予定。空港全体のグランドオープンは、現ターミナルビルの改築工事が終わる19年度を目指している。
国際線ターミナルビルは2階建て、延べ5700m²を計画。現ビル南側のバス駐車施設を解体・撤去し、建設地に充てる。
基本・実施設計に当たっては、積雪寒冷地の空港を設計した実績のある企業を中心に考えている。提案内容を踏まえ、大型連休明けの5月第2週に委託先を決定する。
一方、工事の発注方法は検討中にあるが、条件付き一般競争か指名競争を想定している。地域の建設会社にも配慮し、主体と機械、電気の分割発注を実施する見通し。現ビルの改築も入札によって事業者を決める方針だ。
ビル増改築に伴い、滑走路や外構などの施設整備は、旭川市が手掛ける。この春に新設した地域振興部が事業を担い、駐機場(エプロン)の基本設計と駐車場の実施設計は、6月に条件付き一般競争で入札する予定だ。