3・2・401花川通の延伸を計画する石狩市は2016年度、測量調査と実施設計に着手する。防風保安林などで分断されている道道石狩手稲線から国道337号までの1020mを延伸する計画で、用地費などを含む総事業費に10億円規模を想定。順調に進めば17年度から、用地取得に向けた交渉や調査に取り掛かる。
花川通は、札幌市北区屯田町の札幌北広島環状線から石狩市花畔の石狩手稲線までを結ぶ延長2042m、全幅32mの4車線道路。現在は防風保安林や緑地などで分断されているが、延伸して石狩湾新港地区と接続することで、札幌市方面と石狩湾新港のアクセス向上や、物流機能の強化などが期待されている。
延伸区間は1020mで、保安林の伐採面積を削減するため幅員は現道と同じ32mではなく、25m(車道両側6・5m、中央帯2・5m、停車帯両側1・25m、歩道・植樹帯両側3・5m)とする。交差点は道道石狩手稲線、市道樽川2号線、国道337号の3カ所。延伸区間は現道部分より地盤が低いため、予定ルート上に盛り土を施して平準化を図る。
16年度の測量調査と実施設計は公告済みで、測量は年内、実施設計は年度内に完了する予定。事業認可に向け、今冬に地域住民を対象とした事業説明会を開くことにしている。