釧路開建は、2018年度の開通を目指して整備を進めている38・44号釧路外環状道路釧路東―釧路別保IC間で、16年度に37億4500万円を投入し、切り土を中心とした改良や、最も釧路別保IC側に位置する新別保大橋上部製作などを進める。同橋はWTO対象で段階選抜方式を採用し第2四半期に発注する。
38・44号外環状道路は釧路市鶴野を起点に釧路町別保を終点とする延長16・8㌔の高規格幹線道路。釧路市街の交通混雑緩和や交通事故低減を目的に1995年度に事業化し15年3月に釧路東ICまで開通した。
釧路東―釧路別保IC間は延長6・9㌔で幅員は暫定2車線で車道両側3・5m、路肩両側2・5mの全幅員12m。同開建は16年度の道路改良は大断面の切り土を中心に約20件の発注を予定している。
上別保川に架かる新別保大橋は橋長248m、幅員は車道両側3・5m、路肩両側1・75mの全幅員10・5mの橋梁。別保ICにつながる最後の構造物。上部は3経間連続非合成鋼細幅箱桁、下部は逆T式橋台2基、壁式橋脚2基となっている。
16年度は上部製作に加え、別保IC側に位置するP2橋脚とA2橋台を発注。橋脚と橋台は公告済みで上部製作は第2四半期に発注を予定。上部製作は2年3カ月の工期を見込み、事業費には10億―20億円を投じる計画だ。