セイコーフレッシュフーズ(札幌市白石区流通センター7丁目9の35、本田竜也社長)は、釧路配送センターの代替施設となるセイコーフレッシュフーズ倉庫新築を葵建設の設計施工で着工した。工期は9月15日まで。総事業費に20億円を投じる。
同社は配送と商品調達を柱とした総合酒類食品卸会社。配送センターは道内6カ所(札幌、釧路、旭川、函館、稚内、帯広)にあり、セコマグループをはじめとする取引先小売店に商品を配送している。
1997年に完成した釧路配送センター(釧路市星が浦南1丁目1の24)はS造、2階、延べ3889m²の規模。老朽化に加え、道が発表した最大クラスの津波浸水予測で津波浸水区域となっていることもあり、災害時のリスクを考慮し移転新築を決めた。
建設地は道東自動車道阿寒ICから約600m北に位置した国道240号沿いの釧路市阿寒町下舌辛12線38の1ほか。敷地面積は3万9896m²で、建物の規模はS造、2階、延べ8797m²となっている。自家発電設備や災害時物資保管場所、防火貯水槽などを設ける。
施設は冷凍、冷蔵、常温の三温度帯のフルラインを完備するほか、大型車両を含め175台程度の駐車場を設置する。
新施設完成後の釧路配送センターの利用法などについては未定となっている。