帯広開建は、2016年度に事業着手した国道236号帯広・広尾自動車道忠類大樹―豊似間約15㌔について、地権者の了解を得て路線測量に取り掛かる。2車線で整備する方針で、一般部の全体幅員は13・5m。区間内の作工物はIC2カ所のほかに、歴舟川など河川や道路に架かる橋梁、ボックスカルバートを想定している。
同開建は1日、大樹町福祉センターで地権者を対象に説明会を開いた。きょう2日は広尾町内の地権者に向けて説明する。
事業の流れとしては、路線測量などを経て、道路の詳細設計を完了させ、道路構造を決定。再び地権者らに事業説明会を開き、用地測量や建物調査に着手する。完了後、用地交渉に入り、土地を取得して着工となる。
一般部の幅員は、車道幅員7m、中央分離帯1・5m、路肩両側2・5m、の計13・5mで構成する。設計速度は時速80㌔に設定した。
道道幸徳大樹停線との交差部に仮称・大樹IC、現道の国道236号との交差部に仮称・豊似ICをそれぞれ設置する。
IC以外の作工物は、河川や道路に架かる橋梁やボックスカルバート。現在の地形から、こ道橋はオーバーブリッジを想定していない。
計画路線に交差する主な河川や道路は、忠類大樹IC側からメム川、二ノ沢川、道道清水大樹線、歴舟川、道道幸徳大樹停線、石坂川、町道開進本線(大樹町)、紋別川、インダタラ川、町道15線(広尾町)、国道236号となっている。
新規事業採択時評価では、事業費を200億円と試算。供用開始予定は、費用対効果分析で27年度に設定している。