伊達市は、14日開会の2016年第2回定例市議会に、本年度一般会計に2億2754万5000円を追加する補正予算案を提出する。大滝区給油サービスステーション整備の実施設計や、介護サービス提供基盤等整備に対する補助金などを盛り込んだ。
大滝区内で唯一のガソリンスタンドとなるホクレン大滝給油所は施設老朽化が進み、更新に多額の費用を要するため、運営するとうや湖農業協同組合が廃止の意向を示していた。しかし、廃止となれば住民生活に大きな支障を来すことから、市が施設を譲り受け更新に当たることとした。17年度の整備実施に向け、約500万円を充て設計を進める。
また、15年度に策定した第6期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に基づき、介護サービス提供基盤等整備に応じた小規模多機能型居宅介護事業所への補助金として、4600万円余りを計上。事業者公募で決定した市内の民間事業者グッドライフが計画する施設整備を支援する。
また、15年度からの改定認可保育所等再編計画で、老朽化に伴う施設改築を位置付けた、ひまわり保育所の整備に向けた設計と建設用地所得に関して、7000万円余りを計上。用地は竹原町66、造成予定面積は6000m²程度を想定し、新施設開設への準備を進める方針だ。
このほか、市道整備で胆振長輪線長流川休憩所トイレ整備に約1600万円、介護と福祉サービスの向上を目指し事業者が取り組む介護ロボットの導入で、国の交付金を受けた補助金約1700万円を予算化する。