2015年度末の道内建築士事務所登録数は、1級と2級、木造を合わせて4545者だった。前年度末に比べて58者の減少。登録抹消数は減ったが、登録数の減少がそれを上回り、減少幅は若干拡大した。ただ、中期的に見ると減少幅は12年度末から鈍化していて、北海道建築士事務所協会は「底を打ちつつある」とみている。渡島とオホーツクの2管内で増加した。
道建設部建築指導課と同協会が集計した。資格別の登録数は、1級が34者減の2766者、2級が23者減の1762者、木造が1者減の17者だった。資格ごとに法人、個人別を見ると、木造の個人を除く全てで減少した。
新規224者(17者減)、更新638者(5者減)で登録数は計862者(22者減)。未更新は74者(47者増)、廃業は208者(5者減)、取り消しはゼロ(増減なし)で、登録抹消数は計282者(8者減)となっている。
総合局・振興局管内別の登録状況を見ると、渡島とオホーツクが各1者増えた。一方で7管内が減少。石狩は、2級が6者増えたが、1級がそれを上回る20者減となり、最も多い14者の減少となった。胆振は12者減で、1級と2級が各6者減少した。日高、桧山、留萌、宗谷、根室の5管内は増減なしだった。
総合局・振興局管内別の登録数は次の通り。(①1級②2級③木造)
▽石狩①1627②651③3▽空知①99②107③1▽後志①56②83▽胆振①130②117③3▽日高①20②30③1▽渡島①169②152▽桧山①4②28▽上川①234②168③1▽留萌①11②16③1▽宗谷①14②15③4▽オホーツク①119②137③2▽十勝①149②147▽釧路①109②82▽根室①25②29③1