剣淵町は、仮称・剣淵パーキングエリア(PA)の新設と道の駅「絵本の里けんぶち」のハイウェイオアシス化を計画している。国土交通省の支援を受けながら早期実現を目指し、将来的にはスマートICも整備したい考え。今後、旭川開建や東日本高速道路といった関係機関と協議を進め、事業内容を詰めていく。
国交省は2015年、高速道路の休憩施設を活用した観光振興や地域活性化のため、地方自治体から取り組み案を募集。6月に剣淵町、深川市を含む全国23市町村の提案に対して支援をしていくことを決めた。
町の提案では、道の駅東側を走る道央自動車道にPAを上下線それぞれに新設。既存の道の駅駐車場南側に高速道路利用者専用の駐車場を設置し、PAと道路で接続する。PAの新設用地は東日本高速道路が確保しているが、今後の協議次第では場所が変更となる可能性もある。
道の駅は国道40号沿いに位置し、レストランや農産物の直売所、子どもの遊び場などを備え、6100m²の駐車場を有している。外国人観光客の増加により年々利用者数は増加し、13年度には利用者は年間52万人を超えた。
町は、今回の提案実現により高速道路利用者の取り込みを狙うとともに、道の駅拡張も視野に入れている。