道建設部は、本庁の道路課が15日付で一般競争公告する「平成28年度函館南茅部線ほか路面下空洞調査」で、総合評価方式を試行する。函館など4建管の計8路線を調査する業務で、入札額のほか、企業の経営状況や技術力などを審査する。
探査車を用いて、地中レーダー技術によって道路の下に空洞がないかを調査する業務。
函館は函館南茅部線、函館上磯線、旭川は旭川停車場線、旭川環状線、留萌は留萌停車場線、留萌港線、帯広は幕別帯広芽室線、芽室東4条帯広線の4建管8路線を対象に、1次で137㌔、2次で4カ所をそれぞれ調査する。業務期間は4カ月で、概算予定価格は2000万円。9月21日に入札する。
複数の建管にまたがることから、本庁の道路課が発注。同課ホームページに15日付で入札公告文を掲載する。
特殊な技術を要する路面下空洞調査の発注に当たっては、全国的に総合評価方式を適用するケースが増えていて、道内でも札幌市が2016年度に適用。道建設部も品質確保の観点から、こうした状況を踏まえ、総合評価方式を試行する。
16年度に発注を予定する業務での総合評価方式試行は1件のみで、建管発注業務への拡大は現時点で予定していない。