旭川建管は、地域高規格道路旭川東神楽道路の初弾工を8月上旬に公告し、9月中旬に入札する考えだ。旭川市東旭川町上兵村を走る道道愛別当麻旭川線との交点付近で盛り土1700m³(延長300m)や、U形トラフの新設約210mと移設約40mなど排水工に取り掛かる。
旭川東神楽道路は、道縦貫自動車道旭川北ICと旭川空港を連絡する延長23㌔の地域高規格道路。このうち、道道鷹栖東神楽線の旭川市東旭川町上兵村から東神楽町東神楽までの10・1㌔が2013年度に事業化された。
道路は盛り土構造で、4車線による完成断面は中央分離帯2・25mを含む車道17・75m、歩道両側3mの全幅23・75m。橋梁は忠別川に架かる仮称・新東神楽橋253mなど6橋があり、新東神楽橋以外の5橋は10―30mで計画している。
事業は2期に分けて実施。1期目は全線の用地買収に取り組むほか、愛別当麻旭川線から旭川旭岳温泉線交点までの既設2車線区間4・6㌔を4車線化し、この先から旭川空港線交点までの新設区間5・5㌔を暫定2車線で整備。2期目は暫定2車線区間を4車線にする。1期と2期合わせた総事業費は141億円を試算している。
16年度は、東旭川側に盛り土をして路盤を施すほか、U形トラフの新設・移設などを計画。来年度も引き続き用地買収を進め、ある程度まとまった用地が確保できたところから順次着工していく考えだ。