iーConウィークが22日開幕-道内各地で土木情報化のイベント

2016年08月18日 19時10分

 土木分野の情報化に関するイベントが道内各地で行われる「CIM/i―Constructionウィークin北海道」が22日開幕する。無人航空機・ドローンの操縦練習会が余市町で開かれるのを皮切りに、地形や構造物を3次元モデルで情報化し設計や施工、管理に生かすCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)講演会などが26日まで続く。

 建設生産システムの生産性向上を図る国土交通省の施策、i―Constructionを背景に、建設分野のICT活用研究が加速している。8月第4週は道内で関連イベントが続くことから、各主催者の連携で同ウィークと位置付け、利活用推進の機運を高める。

 22日は建設関係事業者や大学、発注機関で構成する産学官CIM・GIS研究会が、余市町の農道離着陸場でドローンの練習会を開く。

 導入や運用が手軽で、測量や計測への活用が期待されるドローンは、昨年12月の航空法改正で人口密集地の運用が制限され練習場所の確保が難しくなっている。

 研究会では安全な運用技術習得を目的に、会場を貸し切り、会員が機体持参で操縦技術を高める。日本写真測量学会北海道支部などの関連団体も参加する。

 23日は土木学会が札幌市内の北農健保会館で午前10時からCIM講演会を開く。CIMは、地形や構造物を3次元モデル化し、位置や時間、属性とともに管理する手法で、計画、設計、施工、維持管理の建設サイクルをICTでつなぐ基本要素。導入の基礎から国交省の取り組みや一般化に向けた動向を伝える。

 24―25日はCUG(シビルユーザーグループ)北海道分会が、北見市の自然休養村センターでCIMとドローン運用をテーマにした合宿を展開。26日は、産学官CIM・GIS研究会とライカジオシステムズが、札幌市内のACU―Aで午前10時から地理空間ソフトウエア「LISTECH Neo」の操作体験セミナーを開きウィークを締めくくる。

 問い合わせは産学官CIM・GIS研究会、電話011(374)6836まで。


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