道は、13日開会の第3回定例道議会に提案した補正予算案で、工事請負費に39億7156万円を盛り込んでいる。ほとんどが建設費で、道路新設改良に最多の15億3700万円を充てる。閉会日の10月7日に議決を受ける予定だ。
3定補正予算案は一般会計58億8257万8000円、特別会計2億754万2000円の総額60億9012万円。
このうち、中小企業者の受注機会や事業量の確保などを目的として、道単独費を措置する投資的事業に、2015年度3定補正と同額の48億円を計上した。地方債を発行して工事をする特別対策事業費が40億円、維持補修が中心の公共関連単独事業費が8億円の内訳。
工事請負費は予算の款別で水産林務費、建設費、災害復旧費にそれぞれ計上していて、9割超が建設費。道路新設改良の15億3700万円や河川改良の8億8700万円、道路整備の7億4300万円、砂防の2億4000万円が主なところ。
災害復旧の工事請負費は緊急治山で、6―7月の大雨によって被害を受けた浦河町内の6カ所を施工。8月の台風被害に関連した災害復旧の予算は、会期中に追加の補正予算案として提出する。
国会の予算成立時期次第では、国の16年度第2次補正予算案の関連分も追加提案する見通しだ。
3定補正予算案の工事請負費は次の通り。
◇水産林務費▽漁港海岸保全費(8100万円)▽治山事業費(1億8500万円)
◇建設費▽土木施設維持管理費(450万円)▽道路整備費(7億4300万円)▽道路新設改良費(15億3700万円)▽河川改良費(8億8700万円)▽砂防費(2億4000万円)▽海岸保全事業費(2億3900万円)
◇災害復旧費▽治山災害復旧費(5506万円)