弟子屈で全国「道の駅」連絡会総会-1000人参加し可能性探る

2016年10月13日 19時23分

 全国「道の駅」連絡会総会・シンポジウムin弟子屈が12、13日、釧路圏摩周観光文化センターで開かれた。12日のシンポジウムでは山田桂一郎JTIC.SWISS代表が海外から見る道の駅の魅力と生かし方について基調講演したほか、全国各地の道の駅がある自治体の首長が訪日外国人客や防災について事例報告した。

 全国「道の駅」連絡会と弟子屈町が主催。北海道ブロックでの開催は今回が初めてで、全国各地の関係者や地域住民など約1000人が参加した。冒頭のあいさつで北海道地区「道の駅」連絡会会長の原田裕恵庭市長は「多くの道の駅が観光や防災の拠点として頑張っている。道の駅の可能性を探っていただきたい」と強調した。

 来賓の高橋はるみ北海道知事は道横断自動車道の延伸や北海道新幹線開通に触れ、高速交通ネットワークの効果を全道に波及させるのが重要とした上で、「道の駅は地域の魅力を発信する舞台でこれからますます大きな役割を果たす」と主張した。

 山田代表は道の駅が日本だけに存在する施設とし、「単なるロードサイドサービスとして終わらせるのではなく、日本が世界に対してロールモデルとなる利活用の方法を確立すべきだ」と持論を展開。道の駅で販売する商品やサービスの単価引き上げによる市場の拡大やブランド構築を提唱した。

 その後は、訪日外国人旅行者4000万人時代に向けた道の駅と災害時における道の駅の貢献をテーマに4自治体の首長が事例を報告した。


ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

  • 古垣建設
  • 東宏
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (3,161)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,485)
ヒトデ由来成分でカラス対策 建設業界に鳥類忌避塗料...
2019年06月28日 (1,379)
交通体系整備を考える会、札幌外周高速道を構想
2023年06月20日 (1,357)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,328)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。