苫小牧港西港区に6000㎡の上屋新設-管理組合が17年度から

2016年10月21日 19時18分

 苫小牧港管理組合は2017年度から2カ年で、苫小牧港西港区の中央北ふ頭に上屋を新設する計画だ。施設規模は、同ふ頭にある公共中央北1号上屋と同程度のS造、平屋、延べ6000m²を想定し、18年度の完成、供用を目指す。現在は詳細設計と用地測量などを推進しており、年度内に施設規模や事業費を固める。

 苫小牧市港町の西港区南ふ頭に立地している上屋2棟のうち、延べ4234m²の公共南1号上屋を移転するもの。1969年の建設で老朽化が著しいことに加え、同ふ頭では17年度から国による南ふ頭の拡幅が始まる見通しだが、この上屋が支障となる。上屋付近の工事は19年度に予定しているため、それまでに移転を終える。

 移転先は、同市晴海町の中央北ふ頭。ここでは93年に、本体と電気、消防設備に合わせて約6億円を投じて公共中央北1号上屋が建設されているが、それと同程度の規模で隣接して整備する方針だ。大規模な施設となることから、2カ年での施工を見込む。発注の時期や形態は、詳細設計の中で施設規模や工期、事業費を固めた上で決める。詳細設計は北海道綜企画、用地測量ほかは山口技研コンサルタントが担当している。

 公共南1号上屋では線材棒鋼を保管しているが、新設上屋完成後に全ての貨物を移し、18年度中に解体する予定。南ふ頭の拡幅では、公共南2号上屋(71年建設、延べ4200m²)の建て替えも必要となるが、こちらは現在、移設先を検討している段階だ。


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