遠軽町は26日付で、仮称えんがる町民センターの基本・実施設計を公募型プロポーザルで公告した。参加表明書の提出期限は11月9日で持参か郵送で受け付け、技術提案書の締め切りは同30日まで。受託候補者の通知は12月7日で、契約期間は12月下旬から2018年12月末までを予定している。
同事業は、福祉センターの移転建て替えとなるもので、岩見通南1丁目と同2丁目に、延べ約5500m²の大規模な多目的施設を建設するもの。18年度から3カ年での施工を予定し工事費は約35億円。600席を予定する音楽ホールをはじめ、会議室や事務室を兼ね備える。駐車場は普通車150台、大型バス5台程度を確保する。
参加資格は同町の建築設計の入札参加資格を有し、1級建築士事務所の登録を受けていること。道内に本店、支店、営業所を有する単体、または2社か3社で構成する共同体で、1996年度以降に道内で建設された音響施設を備えた文化交流施設の実施設計を完了した実績も求める。
1次審査では、類似施設の業務・配置予定技術者の実績や、独創性やコンセプトなどの提案内容を問う。2次に提出を求める技術提案書では、中心市街地におけるにぎわいの創出、安心で安全な施設、文化活動の拠点となる音楽ホール構想、維持管理コストの抑制や長寿命化などをポイントとし、公開プレゼンとヒアリングを実施する。
上限額は1億2528万円で、最優秀者と随意契約を結ぶ。問い合わせは総務部情報管財課、電話0158(42)4271まで。