北海道ガス(札幌市中央区大通西7丁目3の1、大槻博社長)が、新本社ビルの建設を計画していることが分かった。中央エネルギーセンターがある札幌市東区北7条東2丁目の敷地約1・2haに新設する考え。計画概要やスケジュールは固まっていないとするが、札幌市内に点在する同社各部門の機能を集約した施設となる。早ければ2017年度に着工する見通しだ。(写真は新ビル建設予定地)
同社は、大通沿いにあるエムズ大通ビルにテナント入居し、本社機能を置くほか、再開発が進む同社工場跡地の東区北4東6周辺には北ガス保安センターがあるなど、市内5カ所に各部門を配置する。耐震性の高い新ビルを建設し、分散したこれらの部門を集約。業務効率の向上を図るとともに、自然災害にも備える。
同社子会社の北海道熱供給公社が担う中央エネルギーセンターの西側に建設するもよう。現在、S造、3階、延べ約1300m²の事務所と倉庫などがあり、今後、解体するとみられる。新ビルの概要については未定とするが、地下に大型の天然ガスコージェネレーションを設ける考え。将来は中央エネルギーセンターの改修も視野に入れている。
関係者によると、同社はことし夏ごろに設計施工をプロポーザルで募っているとし、担当する建設業者の見通しはついているもようだ。