緊急治水対策プロジェクト、直轄は19年度までに317億円投入

2016年12月09日 19時12分

 国土交通省は9日、8月の台風による大雨で河川の氾濫や堤防の決壊が相次いだ十勝川、空知川、常呂川などで集中的に洪水対策を実施すると発表した。2019年度までに国管理区間108カ所に約317億円を投じ、原形復旧に加えて堤防強化や河道掘削をして治水機能を高める。十勝川水系の芽室川やペケレベツ川などの道管理河川でも同様の対策を進める方針で、道内の対策箇所は直轄と補助を合わせて約700カ所に上る。

 北海道開発局と道が連携してソフト、ハードを一体化して進める北海道緊急治水対策プロジェクトのハード対策を公表した。

 開発局が所管する直轄事業の内訳は、被災した箇所を原形復旧する災害復旧事業が石狩川、鵡川、沙流川、十勝川、釧路川、網走川、常呂川、湧別川の各水系で81カ所、約145億円。改良復旧して再度災害を防止する河川災害関連緊急事業が石狩川、十勝川、常呂川の各水系で25カ所、約46億円。災害関連事業などの影響が発生する下流を対象に緊急的・集中的に治水を施す災害復旧等関連緊急事業が十勝川と常呂川の各水系で2カ所、約127億円となっている。

 これら事業費は、毎年度計上される当初予算の河川改修費に上乗せして執行されることから今後、帯広、網走、札幌、旭川の各開建では治水予算が増えそうだ。

 一方、道管理河川の対象は約130河川、対策箇所は約600カ所に上っている。災害査定中のため詳細は今後公表されるが、十勝川水系の芽室川、ペケレベツ川、パンケ新得川などで改良復旧が見込まれる。

 併せて国交省は16年度の第3回災害対策等緊急事業推進費を公表した。

 深川市納内の石狩川に5億円、豊頃町幌岡の十勝川に20億1500万円、北見市常呂町日吉の常呂川に4億4000万円を配分。いずれも8月の洪水で被害を受けた河川で河道掘削を施す。石狩川は8万3000m³、十勝川は6・9㌔にわたって43万m³、常呂川は1・4㌔で11万4000m³の土量を掘削する計画だ。


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