風雲橋の災害査定額が18億円弱で確定-帯広建管が18年度開通目指す

2017年03月02日 19時22分

 昨年8月の台風10号の豪雨で大きく損傷した音更町の道道東瓜幕芽室線風雲橋について、災害査定決定額が17億7112万3000円で確定した。帯広建管では既に上部撤去に着手。橋の上部と下部を再構築し、2018年度末の開通を目指す。

 査定の決定見込み額が8億円を超えるため、保留扱いだったが、国土交通省と財務省の協議が整い2月28日付で解除された。

 風雲橋は橋長198m、上部は4径間連続非合成鈑桁で、壁式橋脚が2基ある。台風の増水では橋脚2基の底版が洗掘で破断し、1・1―1・5m沈下。上部の鋼部材も変形した。

 帯広建管では12月上旬からP1―P2橋脚にまたがる主桁の撤去を実施。17年度は残る主桁と下部を撤去する。鋼部材など強度に問題のない部分はできるだけ残して橋全体を再構築し、18年度末には完成させる。


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