札幌市建設局土木部は、2017年度工事からICT土工を試行する。対象工事は3月末の公告を予定する3・4・80清田通道路新設の1件。発注時にはICT土工を義務付けず、契約後に受注者が希望した場合、設計変更で対応する「施工者希望型」で実施する方針だ。
8日の市議会第2部予算特別委員会で小口智久氏(公明党)の質問に対し、小林安樹土木部長が答えた。
将来の担い手不足対策の観点から、建設現場の生産性向上を図ることが狙い。ICT土工の導入には土工量が多い、施工面積が広い、といった現場条件が求められる。
同部では、今後も導入効果が見込まれる工事があれば対象を広げる考えだ。