道建設部は、建管別の2017年度事業費をまとめた。補助と交付金で構成する公共事業費と、単独事業費を合わせた全道10建管の総額は、前年度当初比3.6%減の1170億3300万円となっている。公共は1000億円を割り込んだ。札幌が200億円を超えて最多で、小樽、函館、室蘭、旭川、網走、釧路の6建管が100億円台に乗っている。(詳細一覧は本紙13日付1面に掲載)
17年度事業費の内訳は、公共が5.8%減の947億3300万円、単独が6.8%増の223億円。公共の事業別では道路が1%減の395億3300万円、河川・ダムが19.7%減の215億6100万円、砂防等が1.1%増の102億1400万円などとなっている。
一方の単独は、道路が2.9%減の133億9500万円となったが、河川は64.5%増の54億5200万円と伸びている。
建管別で見ると、最多の札幌は215億9900万円。この後に室蘭の162億5900万円、函館の160億5800万円、網走の124億8200万円などと続いている。
17年度の主な事業を見ると、道路は3カ年債務で泊共和線国富1号トンネルに着工。また、増毛稲田線では妹背牛橋架け換えに着工し橋脚を発注する。八雲今金線今金橋架け換えは橋脚と上部製作を実施し、川西芽室音更線では中島橋上部を進める。新規事業は赤川函館線五稜郭こ線橋耐震補強などがある。
河川では、釧路川の支川である別保川で河道掘削に着工。砂防は白老町の飛生川、神恵内村の珊内川でそれぞれ着工を計画している。