北海道開発局の2017・18年度第1回経常共同体登録状況がまとまった。総数は44組で、前回(15・16年度)定期資格審査直後と比べて16組が減少した。一般土木は24組で過去最少の結成数にとどまり、単体志向が強まっている。
今回決定したのは、定期資格審査結果を受けて3月10―21日に受理した第1回申請分。一般土木、舗装、しゅんせつなど7工種を登録した。
工種別に見ると、一般土木のうちA等級は17組を占め、B等級は4組、C等級は3組という状況。
希望部局は札幌が7組で最多。次いで室蘭が6組、釧路が4組、帯広が3組などと続く。業者別では堀松建設工業(留萌)が3組、伊藤組土建(札幌)と勇建設(同)がそれぞれ2組を結成した。
条件が厳しくなり、結成メリットが薄れたことなどを受けて減少傾向をたどっている。一般土木は前々回(13・14年度)がアベノミクスの補正予算効果もあって65組登録したが、前回(15・16年度)は38組まで半減。今回もさらに減少した形だ。
舗装は9組で内訳はA等級が8組、B等級が1組。帯広が4組で最も多く、函館と旭川が2組ずつとなっている。業者別に見ると、最多は3組で道路工業(札幌)と大同舗道(同)が共に並んだ。
一方、3月22―31日で受け付けた第2回申請分も11日付で10組を認定した。