釧路開建所管の2017年度港湾整備事業費予算は49億5171万円に上り、ゼロ国債は39億9260万円を占めている。国際バルク戦略港湾釧路港西港区には最多の34億600万円を配分。グラブ浚渫14万6000m³やマイナス14m岸壁の整備を推進し17年度末の完成を目指す。
釧路港には45億7070万円(ゼロ国37億2160万円)を措置。国際バルク戦略港湾釧路港西港区のほか、西港区国際物流ターミナル整備には8億8470万円を措置、グラブ浚渫18万4000m³を進める。西港区予防保全では2億800万円を投じグラブ浚渫6万6000m³を推進する。
根室港には3億1101万円(ゼロ国2億3100万円)を配分。花咲地区生活基盤整備としてマイナス5・5m岸壁改良に伴う付帯45mと舗装40mを実施し、18年度の完成を目指す。
浜中町内に位置する霧多布港には7000万円(ゼロ国4000万円)を投じる。本港地区老朽化対策として港湾施設用地護岸で延長16mにわたり土工、基礎、上部、被覆を推進するほか、マイナス2・5m航路整備として浚渫、裏埋め、基礎、上部、被覆を実施する。
港湾整備事業費のうちゼロ国分は既に発注済みで、残りの工事も順次、発注作業を進めていく。