道建設部建築局は、標準型プロポーザル方式を採用した名寄警察署改築工事実施設計と道立文書館改築工事基本・実施設計の受託者を決定した。名寄警察署は創建社、道立文書館はドーコンにそれぞれ決めた。概算委託費は名寄警察署が4000万円、道立文書館が2000万円。6月6日に契約し、業務期間はそれぞれ2018年3月下旬まで。
名寄警察署は、美深署と統合して旧営林署跡地の西2条北1丁目に建て替える計画。規模は庁舎がRC造、3階、延べ2320m²程度、倉庫がRC造、平屋、延べ184m²程度を想定。総事業費は15億8500万円を見込んでいる。18―19年度にメインの工事を進める。
道立文書館は、赤れんが庁舎の改修に伴い、庁舎内にある文書館を道立図書館敷地内に移転整備する。規模はRC造、3階、延べ2945m²程度で、道立図書館と渡り廊下でつなぐことを想定。総事業費は10億円を超える見込み。18年度に着工、工期は2カ年を予定している。
名寄警察署は災害活動の拠点となる機能維持と耐久性を備えること、道立文書館は道立図書館との一体的な利用を考慮することなど各3項目の特定テーマを設けて指名した。4月27日に開いた選定委員会で、名寄警察署が4者、道立文書館が5者からプレゼンテーションを受けて決定した。