10建管の17年度舗装工事計画額は77億円-3年連続増

2017年05月15日 19時24分

 道建設部は、全道10建管の2017年度舗装工事計画額をまとめた。総額は77億2200万円で、前年度計画比7.6%増となっている。繰り越しや16年度ゼロ国債、ゼロ道債などを含む執行ベース。計画額は3年連続の伸びとなった。道路事業費が伸びた室蘭は1・5倍に増加した一方で、災害復旧に集中投下する帯広が2割以上減少した。10億円を超えたのは札幌と旭川の2建管となっている。

 社会資本整備総合交付金や防災・安全交付金などを活用する公共は35億6000万円で、前年度計画比14%増。10建管のうち8建管が上回っていて、室蘭は3倍となった。一方、減少したのは稚内と帯広の2建管で、帯広は82.7%減となっている。

 単独事業費を充てる単独は、2.7%増の41億6200万円。補修を中心とする単独が、新設改良の公共を上回るのは4年連続となった。前年度計画額を下回ったのは室蘭と網走の2建管で、増加したのは8建管。公共が大幅に減った帯広が23.5%増となっている。

 公共と単独の合計額を建管別に見ると、最多は札幌の13億1700万円で、前年度計画比7.4%増。旭川は24.7%増の10億7900万円と、13年度以来の10億円超えとなった。最も伸び率が大きかったのは室蘭で、54.7%増の9億7000万円。小樽も27.1%増となるなど、7建管が前年度を上回っている。

 一方で減少したのは3建管。災害復旧を推進する影響から帯広が23.2%減の6億4800万円にとどまったのをはじめ、稚内も28%減の3億7600万円となった。

 過去5年間の計画額は、12年度が71億9600万円、13年度が89億200万円、14年度が76億6200万円、15年度が67億9300万円、16年度が71億7600万円と推移している。17年度は過去2番目の規模。


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