医療法人社団博友会(赤平市平岸新光町2丁目1、谷博理事長)は、赤平市にある平岸病院を建て替える考えだ。新病院の規模はRC造、5階、延べ7500―8000m²で、総事業費は最大25億円を見込んでいる。既存施設の耐震化確保や老朽化改善を通して、地域に根差す充実した医療環境を構築する。9月にも施工業者を決め、2018年の着工、19年4月の供用を目指す。
赤平市平岸新光町2丁目1にある平岸病院(RC造、地下1地上4階、延べ1万m²)は1971年に建てられ、72年に開業した。診療科目は精神科、神経科、内科、精神内科、歯科、訪問看護で、病床数は精神病床が324床、一般病床が42床の計366床。
新病院の建設地は、現病院東側にある旧平岸小グラウンドの市有地で、面積7315m²。この敷地の取得については一部を取得するか、全てを取得するかなどを含め協議を進めており、9月ごろに契約となる見通し。
新病院の診療科目、病床数は現病院と同じで、各階の機能は、1階が窓口で2―5階を病室とする。駐車場も整備し、災害時には駐車場が避難場所となるような役割を持たせる考え。
基本設計は完了し、6月から実施設計に入る。どちらも古田設計に依頼。施工業者については、見積もり合わせも視野に入れ、選定方法を検討する。
時期は未定だが、現病院は新病院完成後に解体する方針としている。