寿都漁港の新事業計画案まとまる-屋根付き岸壁や耐震化盛る

2017年06月01日 19時19分

 小樽開建が整備を担う、特定漁港漁場整備寿都漁港の新たな事業計画案がまとまった。岸壁の耐震性強化や接続道路、用地の液状化対策、屋根付き岸壁整備などを通じ、水産業の振興を図る内容。2017年度以降の計画事業費は37億2900万円に上り、事業完了年度は26年度に設定している。

 農林水産省が公表したもの。寿都湾に面した寿都漁港は、1951年に第3種漁港指定を受け、イカ釣り漁業、スケトウダラはえ縄漁など沿岸・沖合漁業の陸揚げ拠点として拡張整備が進められてきた。

 寿都地区は、冬季は日本海側からの北西風、夏季は陸地から「だし風」と呼ばれる南東風が吹き、天候の急変やしけが発生しやすい。

 これまでは02―16年度を期間とする特定漁港漁場整備事業計画に基づき、総事業費約83億円を投じて静穏度確保を目的とした防波堤整備や屋根付き岸壁、畜養施設などの整備を進めてきた。

 17年度以降の新事業計画案では、同港が寿都島牧圏域の流通拠点漁港であることを念頭に、耐震性能を強化した岸壁整備に加え、接続道路や用地の液状化対策を施すことで、大規模災害発生後の水産業早期再開が可能な体制を確保する。

 水産業の競争力強化と輸出促進に向けては、屋根付き岸壁整備による衛生管理対策強化、係留施設のエプロン勾配是正による漁業活動効率化を目指すこととした。

 新事業計画案の概要は次の通り。

 ◆新設▽南防波堤20m▽護岸南167m▽マイナス3・5m泊地6000m²▽マイナス3m泊地500m²▽マイナス3・5m岸壁南62m▽マイナス3m岸壁南68m▽道路460m▽道路護岸南138m▽用地5000m²

 ◆改良▽北防波堤改良80m▽マイナス3・5m岸壁120m▽マイナス2・5m物揚場109m


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