旭川空港ビル国際線ターミナル増築が8月中旬にも入札へ

2017年06月08日 19時16分

 旭川空港ビル(東神楽町東2線16の98、西川将人社長)は、旭川空港ビル国際線ターミナル増築と商業施設などにリニューアルする既存ターミナルビル改修を早ければ8月中旬に入札する予定だ。指名競争や一般競争といった入札方式は検討中。工事は増築と既存ターミナルビル改修の主体各1件と強電、弱電、衛生、空調の計6件に分け、設備工事4件は増築と既存ターミナルビル改修の両方を担当してもらう考え。

 現在の旭川空港ビルは2000年度に竣工し、規模はSRC一部RC造、3階、延べ1万3526m²。

 当初は国内線のみだったが、06年度に韓国・アシアナ航空の旭川―ソウル間が就航することになり、ビル内を改修して税関・出入国審査・検疫スペースなどを設けた。その後、国際定期便やチャーター便の利用が順調に伸び、15年には国際線の乗降客数が累計100万人を突破した。

 そうした中、国際線関連施設の受け入れ能力は限界に達し、国際線をさらに誘致するにしても受け入れ能力が不足しているため、現ターミナルビル南側に国際線専用のターミナルビルを増築することにした。

 税関・出入国審査・検疫スペース、国際線搭乗待合室などは新たな専用ビルに集約。既存のターミナルビルは2階の空きスペースを中心に改修し、旭川グルメを取り扱うフードコードなど商業施設にリニューアルする。コンビニエンスストアも新たに設置する。

 実施設計は日建設計・中原建築設計・柴滝建築設計共同体が担当し、5月末までに終えた。規模はS造、2階、延べ約6800m²。既存ビル改修も含めた総事業費は約48億円をみている。

 増築は冬の観光シーズンに間に合うよう18年11月下旬までに完成させる予定。国際線ターミナル専用ビルのオープン後に着手する現ターミナルビルの改修は、19年9月ごろまでに終える考えだ。


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