札幌市が創成東地区東4丁目線の回遊性向上へ地権者交え協議会

2017年06月16日 19時18分

 札幌市は、創成東地区で南北の軸に位置付けている東4丁目線で、ことしから地権者を交えた沿道の空間活用検討を始める。狭小部やクランクが含まれ、歩行空間の確保が困難な大通からJR高架付近までの約700mを対象に、沿線の地権者40者ほどに働き掛けて協議会を組織。周辺を連動させて歩いて楽しめる回遊性が高い道路空間のイメージづくりを進め、再整備につなげる。

 創成東地区は、創成川を挟んで都心の東側に広がるエリア。開拓期からの歴史を感じさせる建築やサッポロファクトリー、2条市場など商業、観光施設が点在し、飲食店も充実している。一方、老朽化した建物や個人所有の物件も多く、都心近くにしては地価が安いこともあり、マンションが無秩序に開発されてきた。

 市は昨年まとめた第2次都心まちづくり計画で、同地区の方向性を「職・住・遊」が近接し歴史や観光資源を生かせるエリアと設定。小さな単位のエリアマネジメントで再整備を誘導し、東4丁目線を「いとなみの軸」として地区の回遊性を高める考えだ。

 昨年は、遊休不動産の改修を促すことで拠点を創出し、半径200mの範囲で再整備を図る「リノベーションまちづくり」の取り組みに着手した。

 ことしからは地区の南北を貫く東4丁目線沿道のうち大通からJR高架付近の範囲で、沿道地権者を交え歩行者の回遊性を高める沿道空間イメージづくりを進める。効果を検証するための社会実験実施も考えている。

 検討業務の受託者は、公募型プロポーザル方式で選定。21日まで提案を受け付け、審査を経て受託者を決める。委託費上限は税抜き535万円。

 この路線は大通公園や北3条通という都心の骨格軸に交わり、大通の創成川沿いなど今後の再整備が検討される街区との連携も求められる。

 地区北側では中央体育館移転改築を含む北4東6街区の民間再開発が始まったほか、既存中央体育館の跡地利用も注目されていることから、これらと連動した魅力ある町並み形成が期待されている。


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