道東道4車線化を占冠-十勝清水間に絞り中央要望-十勝管内期成会

2017年07月04日 19時19分

 十勝管内の道路期成会2団体と治水期成会1団体は合同でこのほど、東京都内で国会議員や中央省庁を訪れ要望活動を展開した。道東道4車線化の要望については、昨年までは千歳恵庭ジャンクション(JCT)―本別JCT間としていたが、今回は要望箇所をより具体化するため、占冠IC―十勝清水IC間(47・1㌔)と限定し、災害時の脆弱(ぜいじゃく)性の改善を訴えた。

 要望したのは、北海道横断自動車道十勝地区早期建設促進期成会と高規格幹線道路帯広・広尾自動車道早期建設促進期成会、十勝川治水促進期成会の3団体。6月26日にそれぞれの会長を務める米沢則寿帯広市長をはじめ、関係自治体の首長ら12人が上京し、国土交通省の大野泰正政務官や石川雄一道路局長、野村正史水管理・国土保全局次長、田村秀夫北海道局長、財務省の三木亨政務官らと面会した。

 道東道は、昨年の台風災害で周辺道路が通行止めになる中、いち早く通行を再開し道央圏と道東圏との流通を確保した一方、占冠IC―十勝清水IC間は2016年の通行止め延べ時間が267時間にもなり、命綱としての効果を十分に発揮できていない現状を伝えた。

 このほか、道横断道足寄―陸別間の事業再開や帯広・広尾道豊似―広尾間の新規事業化を要望した。治水に関しては、再度災害の防止にとどまらず、治水計画の見直しや治水対策のより一層の強靱(きょうじん)化を求めた。


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