給食や業務用食材の日本栄養食品が白石センターを拡張・移転へ

2017年07月05日 07時21分

 学校給食事業や病院、ホテルなどに食材を提供する日本栄養食品(札幌市中央区南2条西5丁目8、川崎真一社長)は、札幌市白石区にある白石センターを移転改築する。増加が見込まれる宿泊施設や介護施設などからの需要にも対応するため、現センターの約4倍となる延べ7200m²の規模を想定。9月の着工、2018年4月の完成を目指す。施工業者を近く選定する考えだ。

 白石区中央3条3丁目4の48にある白石センターはS造、2階、延べ約1900m²の規模で1990年に建設。食材の梱包(こんぽう)や配送センターなどの機能を備えている。老朽化に加え、商品需要の高まりで手狭になっているため、現センターに近い白石区中央3条3丁目27の敷地に建て替えを決めた。

 新施設は3階、延べ7224m²で計画。同社によると、現センターよりも施設機能を拡張し、営業展開を強めていくという。施設周辺に28台分の駐車場を設ける考えだ。設計はアラシキ建築設計が担当した。

 施設完成後の現センターの利用方法について同社担当者は「検討を進めている段階」と話している。

 同社は、札幌市内の小学校を対象に学校給食事業を展開するだけでなく、病院、介護施設、幼稚園、自衛隊の給食やホテル、飲食店などにも食材を提供。

 06年には道内の業務用食品卸業に先駆けて、必要量を小分け販売する「クリーンパッキングルーム」を設置するなど、多様な顧客ニーズに応えている。


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