道内景気動向、前年調査からDI値が23ポイント上昇-北洋銀

2017年07月14日 19時05分

 北洋銀行が14日発表した道内景気動向に関する調査結果によると、全産業の景気の現状を表すDIは、前年同期の調査時から23ポイント上昇しプラス6となった。DIのプラスは2年ぶり。昨年発生した台風被害の復旧工事などに伴う公共事業の増加や、訪日外国人需要で観光が好調なことが主な要因となっている。

 道内の取引先702社に5月中旬から6月中旬にかけて調査し、60%に当たる421社から回答を得た。

 調査を担当した北海道二十一世紀総合研究所は「台風の復旧工事が非常に出ており、建設を中心に押し上げられている。加えて、インバウンドの入り込みが相変わらず増えている」と道内の景気動向を分析する。一方、ホテル・旅館業に関しては人材不足により人件費が上昇し、経営者からは、どこまで引き上がるのか懸念する声が聞かれるという。

 道内景気の現状を尋ねたところ、全体の18%が「回復している」とし、「悪化している」12%を上回り、前年同期と逆転した。残りの70%は「横ばい状態」とした。回復時期については「2017年中」が40%、「18年中」が19%、「19年1月以降」が37%となり、ことしに期待する声が多かった。

 業種別DIは、製造業が前年同期比16ポイント改善のマイナス1、非製造業も25ポイント改善のプラス8となった。

 製造業は、公共事業の増加などにより鉄鋼・金属製品・機械が前年同期を22ポイント上回るプラス14となり、全業種で唯一DIがプラスとなった。木材・木製品も5ポイント改善のマイナス19となっている。

 非製造業は、建設が好調を保ち、30ポイント改善しプラス13。卸売も34ポイント増のプラス8、小売は23ポイント増の0とそれぞれ大幅に上昇している。観光関連のホテル・旅館も札幌だけでなく地方も好調なため、25ポイント増のプラス19と回復傾向にある。

 先行きへの懸念材料は、個人消費、国内景気、原材料価格、公共投資、雇用の動向、原油価格の順に多い。中でも個人消費は、3期連続で比率が最も高かった国内景気を抜き、動向を注視する声が多かった。

 建設業は公共投資、国内景気、雇用の動向、原油価格の順となっている。


関連キーワード: 景気動向

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

経審データ販売
  • web企画
  • イイファス
  • 日本仮設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

きのとや、札幌・清田に新店舗 完成は11月中旬
2019年06月08日 (4,907)
ゼネコン大手4社の20年3月期第2四半期決算
2019年11月18日 (2,031)
新小樽駅周辺のイメージ動画を公開 新幹線建設促進小樽期成会
2019年11月28日 (1,647)
札幌都心アクセス道路 全線トンネル案が再浮上
2019年10月29日 (1,327)
コープさっぽろ 札幌・新琴似に新店舗 完成は11月
2019年07月01日 (1,245)

連載・特集

特集 中国市場に挑む~大連・瀋陽リポート~new

中国市場に挑む~大連・瀋陽リポート~
巨大な中国市場に挑戦する日系企業と 成長を続ける中国企業の現状を紹介。

連載 おとなの養生訓 new

おとなの養生訓
第172回は「グラッパ」。イタリアの 食後酒で、フルーティーでさわやかな 香りとすっきりした後味が特徴です。

連載 深掘り

深掘り
地域発展には欠かせない、新技術と それを発展させたビジネスの創出。 〝勝ち〟にこだわる経営者らの発想や アイデアを紹介します。