旭川空港ビル(東神楽町東2線16の98、西川将人社長)は24日、旭川空港ビル旅客ターミナルビル国際線増築と既存棟改修の主体各1件と空調、衛生、強電、弱電の計6件の施工業者を決める条件付き一般競争を公告した。設備工事4件は、増築と既存ターミナルビル改修の両方を担う。入札参加申請は8月2日まで。郵便入札とし、同28日午後3時に開札する。
国際線関連施設の受け入れ能力は限界に達し、国際線をさらに誘致するにしても受け入れ能力が不足しているため、現ターミナルビル南側に国際線専用ビルをS造、地下1地上2階、延べ6773m²の規模で増築し、税関・出入国審査・検疫スペース、国際線搭乗待合室などを集約する。
既存ターミナルビルは2階の空きスペースを中心に内部改修し、旭川グルメを取り扱ったフードコートなど商業施設にリニューアルするほか、CIQ諸室を取り壊す。
実施設計は日建設計・中原建築設計・柴滝建築設計共同体、増築部分も含めた商業施設の設計はえんれいしゃ、商業施設の設備設計は北海道日建設計がそれぞれ担当した。
参加要件は旭川市内に主たる営業所を有する単体、または2社か2社以上で構成する共同体。6件とも旭川市の格付け等級を用い、国際線増築は建築Aの2社以上による共同体、既存棟改修は建築Aの2社による共同体としている。
空調は管Aの2社以上による共同体、衛生は管Aの単体か2社による共同体で、代表者は管工事の総合評点数値が900点以上であることを求める。
強電は電気Aの2社以上で構成する共同体、弱電は電気Aの単体、または2社構成の共同体が要件となっている。
設計金額(税抜き)は国際線増築が21億3758万円、既存棟改修が6億92万円、空調が7億9948万円、衛生が1億4057万円、強電が5億6161万円、弱電が1億3866万円。工期は国際線増改築が2018年10月31日、その他5件は19年8月30日までとしている。
入札参加申請書などは同社ホームページから入手し、旭川空港ビル3階にある同社総務部総務課に8月2日までに持参すること。
入札は指定日が8月28日の配達指定郵便で、郵送手続きは同25日となっている。