遠軽町は、道内の道の駅として初めてスキー場のロッジを併設する仮称・遠軽IC道の駅の着工を2018年夏に予定している。旭川紋別自動車道の遠軽IC開通に合わせて進めるもので、建物、駐車場など道の駅に関わる全体事業費には約23億円を見込んでいる。建物の建設費は18年度の当初予算に盛り込み、年度初めに発注する見通し。発注方法なども引き続き検討する。建物の工期は2カ年を見込み、19年度内の完成を目指している。
基本・実施設計はアトリエアクが担当し、17年3月に完了した。野上150の1にRC造、2階、延べ1600m²の規模で計画している。
遠軽IC道の駅は、建物の北側が旭川紋別自動車道、南側がえんがるロックバレースキー場に面しており、スキー場のロッジを道内で初めて道の駅に併設する。1階に町の情報スペース、物販スペース、4店舗が収容できるフードコートなど道の駅の施設を設け、2階にはスキーのレンタルスペース、軽食スペースなどスキー場のロッジとしての施設を設置する。また、防災用備品を備蓄するスペースを設け、防災拠点としての機能も持たせる。
スキー場の利用客も使用することを想定した駐車場は、最大で約200台分を確保する予定。
17年度は外構整備工事と、スキー場で使用する圧雪車などを収納する大型車庫を建設しており、どちらも17年11月20日に工事が完了する予定。
道の駅のオープンは隣接する旭川紋別自動車道瀬戸瀬IC―遠軽IC間の開通と同時期を目指している。