鉄道運輸機構北海道新幹線建設局は、北海道新幹線札幌市内ルートの沿線地域向けに開く事業説明会の日程を明らかにした。23日の札幌市西区を皮切りに中央、手稲、北の4区で9月10日まで9回にわたり開く。事業概要や進め方を説明し、用地調査や測量へ協力を要請する。説明会後は順次、用地測量などの作業に入る予定だ。
説明会では、6月30日付で認可を受けた計画変更後の札幌市内ルート、事業の進め方を伝え、測量調査など準備作業への協力を求めていく。
開催後は計画ルート上で用地測量、用地確定用の幅杭設置作業を進める予定。準備が整った段階で関係する地権者との用地協議を進め、建設工事着手を目指す段取りとなる。用地協議については札幌市に委託する。
建設中の新函館北斗―札幌間のうち、工事未着手の札幌市内ルートは、住宅街分断など工事に伴う影響を避けるため市や道の要請で計画を変更し認可を受けている。これに伴い当初高架橋で計画していた約7・4㌔は、深さ20mから50mの地下トンネルになり、ルートも一部変更となっている。