倶知安町役場庁舎建設基本計画・基本設計のプロポーザル審査委員会は、基本計画・基本設計の最優良者に大建設計を選出した。きょう9日、1638万円を上限に見積もり合わせを行い契約する。
北1条東3丁目3に位置する現庁舎は1965年に建設した。規模はRC造、3階、延べ2738m²。老朽化や利便性の低下、耐震性の不足、住民サービス、行政効率の低下が問題となっていた。国の地方財政措置である公共施設等適正管理推進事業債を活用し、現庁舎の1・5倍となる延べ約4000m²の規模で建て替える。
7月28日に開催したプレゼンテーション・ヒアリングには、町が指名型プロポーザルで指名した10者のうち9者が参加。
プレゼンでは、建設地を現庁舎の前後の敷地に移転する場合と現庁舎を取り壊して改築する場合のメリット・デメリットの比較検討などをテーマに技術提案をした。
大建設計は、倶知安町の環境・自然条件や防災機能だけでなく、庁舎敷地周辺のスクールゾーンを意識した配置を提案するなど、庁舎周辺環境に注目した点が評価された。
2017年度はこれから候補地の地質調査を予定しており、最終的に建設地を決める。18年度は引き続き実施設計、18年度末に主体、電気、機械の3件に分け発注する見通し。完成は20年度を目指す。