新得町が狩勝高原園地を再整備へ-鉄道模型庭園などに11億円投じ

2017年08月18日 19時02分

 新得町は、国道38号狩勝峠の中腹にある狩勝高原園地の再整備事業計画案をまとめた。総事業費11億円を投じて、世界最長規模の鉄道模型庭園や国内最大級だという高山植物ガーデンを整備する。2018年度から20年度にかけて本格的に造成する。

 狩勝高原園地は約30年前、サホロリゾートの高原リゾートエリアとしてテニスコートやパークゴルフ場を整備。人気を集めたが、観光客の減少とともに利用されなくなった。

 町では、交流人口の拡大や経済波及効果による地域活性化を目指して再整備を計画。10年度に基本構想を策定した。

 計画をより確かなものにするため、12年度から狩勝高原園地活性化プロジェクトとして3年間にわたって狩勝高原園地でワークショップや体験会などさまざまなイベントを実施。利用者アンケートや町民説明会を行うなどして計画内容を磨き上げた。

 整備面積は15・84ha。駐車場やイベント広場、管理棟がある「エントランスゾーン」と、桜並木や梅園のある「公園ゾーン」、庭園鉄道や高山植物ガーデンのある「有料ゾーン」の3ゾーンで構成する。

 庭園鉄道は、実物の約22・5分の1サイズの「Gゲージ」と呼ばれるもので、線路延長は約1350mと世界最長規模だという。鉄道の大きさに合わせたミニチュアサイズの植栽や街並みを再現する。庭園鉄道は活性化プロジェクトの一環として、旧国鉄狩勝線を模した約95mの線路を13年度に整備し、これまで夏季に2カ月間運行し、人気を集めている。

 高山植物ガーデンは、狩勝峠が大雪山と日高山系の接点にあるという地域特性を生かし、それぞれの特徴的な高山植物を用意し、車いす利用者や子どもでも楽しめるよう工夫する。

 管理棟は19―20年度に整備する。W造、平屋、延べ365m²の規模に受付案内窓口やカフェ兼ホール、農産物直売所などを配置。事業費に2億800万円を見込む。庭園鉄道や高山植物ガーデン、第1駐車場などは18―20年度に5億9080万円を投じて整備する。第1駐車場は一般車両81台と身障者用4台、大型バス2台を見込む。一般車と身障者用を合わせて53台の第2駐車場とトイレは16年度に整備済み。

 梅園や芝生広場など整備時期が未定な事業もあるが、全体では11億1430万円の事業費を予定する。

 町では事業計画案のパブリックコメントを9月15日まで募集している。8月20日には午前と午後の2回、整備予定地で現地説明会も開く。


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