北見市は、新庁舎建設の着工を12月にも予定している。完成は2020年9月末を目指す。着工費は9月の定例議会で補正計上する見込み。市庁舎整備事業の総事業費は117億2700万円となっている。
このほど実施設計が完了した。規模はSRC一部S造、地下1地上7階、延べ1万7198m²。建設地は大通西3丁目1の1。敷地面積は7976・8m²ある。
実施設計ではソーラーパネルの位置が西側外壁から、JR石北本線に面し、日光を遮断する建築物が建設される可能性の低い南側の外壁に変更された。また、市庁舎と、まちきた大通ビルをつなぐスカイウオークの外壁は、全面ガラス張りの予定だったが、ギャラリーとしての利用性や維持管理の面を考慮して、ガラス面積が縮小された。基本設計から大きな変更はなかったものの、これらを含む軽微な変更が7点あった。
新庁舎整備事業を含めた、複合交通・地域交流拠点整備の総事業費は、130億3300万円。市庁舎の実施設計において、事業内容や設計内容を精査したことなどにより、基本設計から4200万円の減額が図られた。総事業費の内訳は、市庁舎整備が117億2700万円、まちきた大通ビル耐震改修事業が1億6100万円、複合交通ゾーン整備事業が11億4500万円となっている。