トンネルは大半シールド工法-新幹線札幌市街地ルートの概要判明

2017年08月25日 07時05分

 北海道新幹線新函館―札幌間のうち、地下トンネルと高架橋で構成する札幌市街地ルートの事業概要が分かった。6月の構造変更で地下トンネルとした約7・4㌔区間の大部分にはシールドトンネルを採用。2つの立て坑を設け、シールドマシンで地表から30―35m下の地中を掘削しながら、直径12mの円形トンネルを築造する。(縦断図など8月25日本紙12面に掲載)

 鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局が23日、西区で開いた事業概要説明会で明らかにした。

 札幌市街地ルートは、小樽市朝里川温泉から中央区北6条西10丁目の石山通付近までを結ぶ全長26・2㌔の「札樽トンネル」と、JR札幌駅ホームに接続する高架橋で構成。このほか、札幌駅と苗穂車両基地の間にも高架橋を整備する。整備幅はトンネル、高架橋いずれも12mとなる。

 ルートは手稲区富丘付近で市街地へ入り西宮の沢の住宅街を横切る形でJR函館本線沿いに向かい、西区の発寒駅そばでJR函館本線の北側に抜ける。

 その後は在来線北側を並走する鉄工団地通の下を東進。琴似駅の東で再び函館本線の南側にルートを変え、さらに東へ進む。桑園駅付近から30‰の上り勾配となり、石山通交差部を過ぎたところで地表に出て、札幌駅に至る高架橋に接続する。

 地下区間の大部分は、シールド工法で掘削。工事は西宮の沢に発進立て坑を設け、そこから機械で小樽側に掘り進んで山岳トンネルに接続した後、引き返して札幌方面へ掘削。桑園駅を越えた北区と中央区の境界付近に到達立て坑を設け、そこでシールド工法区間が終了する。

 発進立て坑から下ろされたシールドマシンは、地中を削りつつ内部にセグメントと呼ばれる厚さ40cm、幅2m、長さ4mのコンクリート部材を8個組み合わせて円に組み立て、これを後方に押し出すことでトンネルを構築しながら前進する。地質にもよるが、1日10mの掘削を予定している。このシールドトンネル区間では、9月以降に測量や用地協議、設計など工事準備が本格化する。

 到達立て坑から石山通付近の地表出口までは開削工法で施工。地面を掘り下げ、幅12mの箱形コンクリートトンネルを築造する。地表面が近づくにつれ断面は箱形からU形となり、最後は高架橋に接続する。

 高架橋は在来線高架の南側を並走して札幌駅ホームに入り、さらに東側の苗穂車両基地付近までを整備する。


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