「都市力」は京都市が全国1位―。不動産大手の森ビル(東京)系シンクタンク「都市戦略研究所」は3日、暮らしやすさや経済力などで採点した「都市特性評価」ランキングを初公表した。東京都を除く地方の主要72市の比較では、歴史・文化遺産といった観光資源に恵まれた京都市が最も評価された。道内からは、札幌市が7位に入った。
本道で観測史上最大となる震度7を記録した北海道胆振東部地震の発生から、きょう6日で1カ月となった。揺れが強かった地域ではインフラやライフライン、住家などが甚大な被害を受け、大規模停電で道内全域が被災した。この1カ月で被災状況が次々と明らかになり、被害総額は判明分だけで2089億円(5日現在)を超え、今後も増加する見通しにある。断続的な余震で気が抜けない日々が続くが、被害が大きかった地域では2次災害防止や住民生活確保のため応急復旧が進む。道は経験したことのない震災からの復旧・復興に向け、878億円に上る第1弾の対策方針を打ち出すとともに補正予算を可決。10日からは災害査定が始まり、本格的な復旧工事は年内にも動きだす。本道は間もなく長く厳しい冬を迎えるが、被災地が一刻も早い日常を取り戻すためには、まずはインフラ復旧が欠かせない。公共土木施設の応急復旧状況と今後の動きをまとめた。
道は、第3回定例道議会の追加補正予算案に日本とロシアの共同経済活動に関し、ウニの種苗を育成する仮称・根室市栽培漁業研究センターの整備費10億5000万円を計上した。補正予算案の可決後から実施設計に着手し、年度内に着工、2019年度の完成を目指す。工事の発注は根室市が実施する。共同経済活動として新たな施設が建設されるのは初めて。