十勝を代表する重要文化財に、十勝人の建築作品が集結。NPO法人双葉の露は9月17―24日、帯広市内の旧双葉幼稚園舎で「十勝建築展」を初開催する。設計や施工に携わった建物のほか、調査研究した建物の記録をパネルで展示。地元建築士の活躍を見てもらうと同時に、園舎を活用することで建物の保全や認知度アップにつなげる。
十勝の経済界は、ラピダス(本社・東京)の次世代半導体工場建設による技術者流出を危惧している。帯広商工会議所の三井真専務理事は、6月27日の定例会見で「進出自体は本道にとって前向きなニュース。ただ、その悪影響を受けないよう準備する必要がある」と指摘。建設技能労働者の流出に関する調査を進めている。これまでも札幌圏域の大型工事に引き抜かれるケースがあり、人手不足が加速する可能性は高い。経済界は危機感を募らせる。
18日、八雲町野田生の国道5号で発生したトラックと都市間高速バスの正面衝突事故は、5人が犠牲となる非常に痛ましい結果となった。バスの乗客にとっては楽しい休日が一転、惨事となってしまい、そのショックや恐怖は計り知れない。道内全体でこうした悲劇を二度と生み出さないためには、道路のたゆまない安全性向上への予算確保と、衝突事故を防ぐ最先端の研究や運転マナーの徹底順守、工事を担う地域建設業者の存在が不可欠だ。