国立研究開発法人建築研究所などは2日、北海道胆振東部地震による建築物の被害調査結果を公表した。倒壊や大きな変形が生じた木造建築物は、比較的古い2階建ての店舗併用住宅に多かった一方で、専用住宅や平屋の建築物の多くは、無被害や軽微な被害にとどまっていた。
ノーステック財団(北海道科学技術総合振興センター)の幌延地圏環境研究所は3日、地層中に含まれる石炭やケイ藻岩からメタンガスを製造する技術で特許を取得したと発表した。有機物を地上へ運ぶ手間を掛けずに地下で化学分解し、地下に存在する微生物を活用してメタンを作ることができる技術。今後、環境負荷の低いエネルギー資源として注目されそうだ。
北海道電力の送電線の空き容量がないために十勝管内のバイオガス発電施設の建設計画が相次いで足止めになっている事態を受け、管内の自治体などは課題解決に向けた新しい協議会を立ち上げる。売電できない現状の打開策を国に要望するほか、エネルギーの地産地消に向けた地域分散型電源についても研究する。月内にも初会合を開く予定だ。
ハタナカ昭和とホッコン、北海道ティーシー生コン、留萌アサノコンクリートは、きょう1日からホッコン留萌工場で共同操業を始める。4社が出荷エリアとする留萌市、増毛町、小平町の需要が急激に落ち込み、今後も回復の見通しが立たないためで、厳しい経営環境下にある中、1プラント体制にして留萌南部での生コン生産存続を図る。