北海道建設新聞の2023年6月30日付12面に掲載。記事は「e-kensinプラス」「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。
豊富町の天然ガスを活用した水素製造事業が始まろうとしている。戸田工業(本社・広島)とエアウォーター(同・大阪)が申請した新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の水素社会構築に向けた実証事業に採択。2025年度までに水素の供給施設を完成させる予定だ。河田誠一町長は「地元の資源から水素ができれば応用の仕方は未知数だ」と期待を込める。
北海道建設業協会の栗田悟副会長らは5月25―27日の3日間、熊本県菊陽町内で進む台湾の半導体メーカー、TSMCの工場建設現場を視察した。千歳市内で進むラピダス(本社・東京)の次世代半導体製造拠点建設による道内建設業への影響を推定するのが目的。栗田副会長は「作業員は全て県外から賄われていたが、生コンは県内から調達していた。周辺の公共事業はすぐには始まらないようだ」と現状を話した。