道は、10日開会の第3回定例道議会に提出した補正予算案で、工事請負費に38億8274万4000円を計上している。建設費が全体の8割以上を占め、道路新設改良に最多の15億5200万円を充てる。閉会日となる10月4日に議決を受ける予定だ。
不動産業のヒューリック(東京都中央区日本橋大伝馬町7の3、吉留学社長)は、札幌駅前通の中央区北3条西3丁目に保有するビル2棟の一体開発で、2020年度以降の新ビル着工に向け、先行するヒューリック札幌NORTH33ビルから解体作業に着手した。同ビル改築後は、ヒューリック札幌ビルに取り掛かる考えで、23年の全体完成を目指す。新ビルには同社が手掛ける道内第1号となる宿泊施設「ザ・ゲートホテル」の入居などを検討する。
道総合政策部は、国内寄港が増加傾向にあるクルーズ船を本道に呼び込もうと「北海道におけるクルーズ船誘致方針」素案をまとめた。本道の強みやオリジナリティーを生かして〝クルーズ基地化〟を目指す姿に設定。実現に向けた戦略には、受け入れ体制の整備・充実の面で、大型船接岸可能な岸壁整備やアクセス交通の確保などを盛り込んでいる。パブリックコメント募集などを経て、年内に成案化する予定だ。