旭川市は、2021年度の市発注工事における労働者賃金の実態調査結果をまとめた。27職種の加重平均は1万3682円で、前年度調査より377円、2.7%減少した。ヒアリングではコロナ禍による受注減少を挙げる業者もいて、受注環境や経済の悪化が影響している可能性がある。
道東3労基署管内の2021年建設業労災発生状況(速報値)がまとまった。被災者は3管内で176人に上り、前年速報値に比べ12人減少した。帯広と釧路は2年連続で死亡災ゼロを達成したが、北見で3人発生。被災者数は釧路で大幅に減ったものの、帯広と北見は増加した。各労基署はさらなる事故防止に向け、基本的な安全対策の徹底や作業計画の順守を求めている。
十勝管内土木3官庁(帯広開建、帯広建管、十勝総合局調整課)の2021年度第3四半期末(4―12月)業者別工事受注実績がまとまった。総額は前年度同期を4.5%上回る425億5920万円。うち管内業者は5.6%増加し、管外道内業者は0.4%減、道外業者は7.4%減で推移している。宮坂建設工業が11件、36億9112万円を受注し、第1四半期(4―6月)から首位を維持した。