道水産林務部は、海外の法人・個人による道内の森林取得状況をまとめた。2020年1―12月に道内で確認したのは12件で、合計面積は53haだった。19年に比べると23件、146ha減少した。国際的なリゾート地のニセコとその周辺地域は9件、22haの取得があった。
国土交通省は5月31日、2021年4月の新設住宅着工戸数を発表した。道内は前年同月比17.6%増の3468戸で、2カ月連続の増加となった。月間着工戸数が3000戸を超えるのは20年8月以来。利用関係別は全て増加していて、分譲住宅はマンションが大きく伸び約5割増えている。一方、全国は持ち家と貸家の伸びに支えられて、7.1%増の7万4521戸と2カ月連続で増えた。
道経済部のまとめによると、2020年度の企業立地件数は62件で前年度の94件から激減し、11年度と同水準になった。新型コロナウイルス感染症の影響で、計画先延ばしや見直しの動きがあったことが要因。道外企業の進出は4割減の18件だった。一方、コロナ禍の中でサプライチェーン再編や、デジタル・トランスフォーメーション(DX)、脱炭素化の動きが加速。道では今後、こうした動きを捉え再生可能エネルギーを活用したデータセンター、未来技術の研究開発・製造拠点の誘致などに力を入れる考えだ。