大手ゼネコン4社の2020年3月期第3四半期決算が出そろった。3社が増収増益を確保したものの販管費増と利益率低迷が響いた鹿島が増収減益だった。連結の売上高や本業のもうけを示す営業利益、経常利益、純利益の全てで大林組が最多。清水建設が採算性改善で各利益を2割以上伸ばした。
北海道建設新聞社は、2019年度第3四半期末(4―12月)のゼネコン道内受注高ランキングをまとめた。中山組が258億9100万円となり、上半期(4―9月)に続いて首位を守った。2位は岩田地崎建設で建築部門で官庁、民間それぞれ2位につけた。この2社でそれぞれ250億円以上を確保。民間建築1位の戸田建設は3位だった。上位50社の受注総額は4226億9600万円となり、3年ぶりに5000億円台を下回った。前年度同期に比べると16.3%、約820億円の減額だった。分野別では官庁建築だけが前年度同期を上回った。全270社の平均受注額は26億4000万円。2年連続で30億円台に届かなかった。(10位以下―50位は本紙1面に、51位以下は6―7面に)
2019年の新千歳空港旅客数は、前年比5.5%増の2459万4904人となり8年連続で過去最多を更新した。国内線は年間にわたって前年を上回り、国際線も新規就航路線が相次いだことで旅客数が伸び、震災後の落ち込みを取り戻した。ことしは東京五輪・パラリンピックが開かれるため、さらなる増加が期待されている。
十勝総合局は、2019年度上半期(4―9月)の管内観光入り込み客数と外国人宿泊客数をまとめた。NHK連続テレビ小説「なつぞら」放送などの追い風を受け、入り込み客数は前年度同期比6.2%増の753万3500人で過去最高を記録。一方で外国人宿泊客数は台湾からの宿泊客数が14.2%減少したことなどを受け、2.4%減の5万9777人にとどまった。