道内で初めて札樽自動車道を対象に高速道路リニューアル工事を進めている東日本高速道路北海道支社は20日、初弾となる大野橋床版取り換えの現場を公開した。小樽方面に向かう上り線で、切断済みの老朽化した床版を大型クレーンで慎重に撤去しては、同時並行して新しい床版を設置していた。
富良野市は、市内の特定用途制限地域のうち、現在田園居住地区となっている下御料エリアの約45haをリゾート産業地区に編入したい考えだ。ホテルなどの建設を可能とする一方、用途制限の内容も見直して工業系の用途に対する規制を強化。既にリゾート産業地区となっている既存エリアにも適用する。
大型の台風18号が上陸したことで、道内は大雨による河川の増水などで被害が相次ぎ、地元の建設会社などが復旧作業を進めている。札幌管区気象台によると、17日の降り始めから18日午後9時までの総降水量は登別市カルルスで316㍉、福島町千軒で209㍉などを記録。大樹町の1時間降水量は85㍉で1976年の統計開始以来最大だった。
食と観光を戦略的産業に位置付ける第8期北海道総合開発計画(2016―25年度)が2年目を迎え、日本全体の成長を支える「生産空間」の維持の具体的な展開が図られようとしている。生産空間維持のためには、鍵となる地域交通の自動運転化とこれに必須の高速ネットワーク網の構築や、災害に強い国土づくり、そしてそれを支える建設業の存在が欠かせない。7月に就任した和泉晶裕北海道開発局長にこれらの課題を聞いた。