車が通りを走るたび、舞い上がる砂煙で辺りが薄茶色ににじむ。舗装道路がない色丹島では、晴れが続くと砂ぼこり、雨が続くとぬかるみが、集落の景色の一部となる。
大樹町や地元民間企業・団体などが、きょう21日に北海道航空宇宙企画株式会社(HAP)を設立する。所在地は大樹町役場とし、社長には酒森正人大樹町長が就任する見込み。新射場整備に向けた具体的な規模などの調査を担い、整備計画策定後は射場管理運営会社に移行する考えだ。
1972年2月開催の冬季五輪に合わせ、札幌では多くの道路整備が行われた。その計画は、オリンピック村と各競技場を結ぶもの、観客用車両の流れを円滑にするものといった大会用途に限定することなく策定され、道都・札幌の将来を見据えた交通基盤がこのとき生まれている。
北見工大はこのほど、頻発する自然災害に対応するため、「地域と歩む防災研究センター」を設立した。「地域」をテーマに、土木、機械、情報分野の専門家と大学が一丸となって地域協働防災、インフラ耐災技術、突発災害調査に関する研究を進め、防災力の向上につなげるもの。センター長に就任した同大工学部地球環境工学科の川尻峻三准教授に新たな防災拠点が果たす役割と今後の方針を聞いた。
今夏以降、道内ではものづくりに関する大きなイベントが続々と開かれる。日本コンクリート工学会(JCI)は7月に札幌で年次大会を企画。北海道での開催は10年ぶりで、コンクリート分野での女性活躍推進をテーマにしたセミナーなどを開く。7月はほかに北洋銀行のものづくりテクノフェア2019が開催。道内随一の総合展示商談会として、200者余りが出展を予定している。10月は日本砕石協会が砕石フォーラムを21年ぶりに開く。