2022年08月15日 10時00分

地崎道路(本社・東京)は、自動車に搭載して路面性状を自動検出する舗装管理支援システム「ACTUS&PSSⅡ」を、2023年度から千歳市の市道維持管理を皮切りに社会実装する。車の乗り心地を指標に路面劣化度を地図上で可視化。19年度から進めてきた北見工大、東京農大との共同研究と千歳市での実証事業を経て実用に至った。維持管理の効率化に向け、各道路管理者などに利用を呼び掛けている。
2022年08月08日 08時00分

脱炭素社会に向けた次のステップの実験へ―。三笠市が取り組む石炭地下ガス化に関連する二酸化炭素(CO₂)地下固定研究の掘削作業が、完了した。かつての石炭採掘跡である幾春別層5番層を貫通。7月22日にボーリング深度が当初予定の430mに到達した。その後、貯留層評価、CO₂の圧入ポテンシャル調査に移行。今後はCO₂圧入実験に向けた準備を進め、9月上旬までに圧入技術を検証する。
2022年08月04日 16時00分

道路施設の高齢化や老朽化に対応した5年に1回の定期点検が二巡目後半に入り、橋梁やトンネルなどコンクリート構造物に対する予防保全の在り方が一層重要度を増す。コンクリート劣化の3大要因「塩害・中性化・ASR(アルカリシリカ反応)」は、これまでの研究成果から原因や対処法が分かっている。コンクリートメンテナンス協会は「残存供用年数の時間軸を意識しながら、劣化段階ごとの適正措置が重要になる」と説く。
2022年08月03日 16時06分

仮想現実(VR)制作を手掛けるキシブル(本社・札幌)は、インターネット接続せずに複数人が同時参加できるVR教育共有システム「iVRES」を開発した。VRゴーグルをWi―Fiルーターを通じてつなげる仕組み。これを活用して建設ICTのネクステラス(同)が土木現場の安全教育に乗り出し、建設DX(デジタル・トランスフォーメーション)を加速させる。
2022年08月02日 16時20分

アイバック(本社・札幌)は、道内唯一の大型橋梁点検車や高所作業車を複数台そろえ、インフラ構造物の維持管理業務を支える。このうち最大地上高さ54mを誇る高所作業車のブロントS56XRは作業範囲の広さが特長で、狭い街中でもビル越しに建物の外壁や窓などを改修できる。橋梁点検車は最大差し込み長さ約15mのドイツ・MOOG社のMBI150など、作業内容や現場環境に合わせて多数用意している。