廃プラスチックや海洋プラスチックの環境負荷が問題視される中、廃プラからエネルギーをつくるエルコム(本社・札幌)の技術に関心が高まっている。廃プラを外部委託せずに処理し、省エネやCO₂削減を実現できるシステムだ。環境汚染や脱炭素の対策が求められる時代で有効な選択肢となる可能性を秘める。
えりも町は2021年3月に着工した防災無線整備で、受信機に使う半導体の納期が未定のため、完成時期を当初の3月11日から12月15日まで約9カ月延期した。工期延長に伴う工事費の増額はしない。
現場発泡ウレタン断熱工事用の原液不足が一段と深刻な状況にある。1月中旬以降、材料メーカー各社が受注停止を表明し、工事業者の手持ち在庫が底を突いているため。施主や元請けに設計変更や現場休止、工期延長を求める会社も出ている。吹き付けウレタン断熱は仕上げ工事の先頭で、休止は後工程のボード内装や水回りなどの仕事に影響を与える。材料メーカーの多くは受注の停止期間を明示していなく、混乱は当面続きそうだ。
竹中工務店の北海道地区FMセンターがこのほど完成した。一般流通する住宅用の小径木材を二重に構成する架構システム「ダブルティンバー」を採用。戸建てで一般的な在来軸組工法を事務所や店舗など非住宅に適用できるため、大断面の集成材工場がない道内木材業界の課題解決につながる。今後、カラマツなど道産材の有効利用策の一つとして注目されそうだ。